〜全ての人々が命をまっとうできる平和で明るい社会作り口座〜
第1回 映画「ライファーズ」上映会と監督のフリートーク
〜被害と加害に向き合う、これ以上悲しみを世界に広げないために〜
講 師: 坂上 香 氏
報 告
監督坂上氏は、ドキュメンタリー映画「Lifers ライファーズ 終身刑を超えて」の中で、アメリカの刑務所内で参加する更生プログラム(『AMITY(アミティ)』主催)に焦点を当てながら、彼ら(ライファーズ)を形作ってきた体験を、それぞれが語っていく中で、被害者に対してどのような「償う」をしているのだろうか、「更生」とはどういうことか、「安全な社会を築く」とはどういうことかを様々な角度から訴えかけている。
現在社会が抱える難題=犯罪や暴力に社会はどう向き合えばいいのか。被害者と加害者が向き合う事が必要ではないかとフリートークでは、様々な意見が交わされました。
第2回 「どうか正常にもどりますように」
〜 少年との16時間、切られた体を支える中で〜
報 告
平成12年に発生した少年による「西鉄バスジャック事件」で重症をおい被害者となった、佐賀県在住の山口さんを講師にお迎えしお話を伺いました。講演の中では、自らが体験した事件の様子、少年の言動や心の乱れ乗客とのやり取りなどを説明し、少年を行動させてしまった背景があるはずで、殺人者にはしたくなかったと被害者でありながら少年を止められなかった事を悩んでいること、そして少年を決して許したわけではないという苦しい胸の内を話されました。さらに、事件の被害者が救済される制度の必要性を訴えながらも、厳罰化を求めるのでなく、「被害者と加害者がどう向き合っていけるのか」を修復的司法などを含め考えたいと話されました。
講演に引き続いて行われた意見交流では不登校等の話題も含め活発な意見交流がなされ、最後に主催者からは、平成21年5月までには、裁判員制度がスタートしますが、どうかこの事にもしっかりと向き合ってほしいとの話もありました。
第3回 「少年非行と修復的司法」
報 告
初めに日本とアメリカの歴史的背景を紹介しながら少年法が生まれた理由と、知っているようで知らない「少年法」の中身について説明をうけてから、「改正」と「被害者へのケア」が論議される中、「修復的司法」の考え方を「ニュージーランドにおける家族手段会議の始まり」を例にしながら分かりやすく説明を頂きました。また、「修復的司法のプログラムの形態」が複数ある事について図を用いて説明いただきました。そして、被害者の癒しと加害者の立ち直りの調和を求めて、地域社会がどう関わっていけばよいか?など、興味深いお話を伺いました。
第四回
映画「ブリキの勲章」上映会
報 告
現場の教師が書いた話ということもあって、当時大きな反響を呼び、「非行をのりこえた45人の中学生と教師の記録」として1981年映画化された「ブリキの勲章」を上映した後が、この映画の原作者の能重氏に「子どもの心によりそう」をテーマにお話して頂きました。
能重氏は、「非行を続けていれば、悪い方向に向かっていく事を本人たちは理解しているけれど、自分の存在を維持する為に非行をするのであり、その事を大人たちが認識する事が更生への第一歩。子どもをありのまま受け止めること」と話された。また、最近のいじめ問題を機に政府が検討している様々な法案作りに対して、「一時的にいじめはおさまるかもしれないが、必ず別の問題が出てくる。いじめの加害者の多くが過去にいじめの被害者であったりする事など、『いじめの本質』を考えないといけない。」と問題提起された。
第五回
「日本ができる国際貢献」
講師 伊勢ア賢治氏
(東京外国語大学教授・紛争解決請負人)
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一民間人(大学教授)でありながら政府や国連から請われて紛争地帯へ赴き、武装解除を呼びかけている伊勢崎氏の今回の講演は、母校早稲田大学関わる「奥・井ノ上イラク子ども基金」と対イラク戦についての話から始められた。奥氏は早大ラグビー部に所属されていてこの活動にはラグビー関係者も多く関わっている。続いて2003年2月〜2004年3月日本主導で行われたアフガニスタンDDRを指揮された当時の模様や日本が「国際貢献」と称し、どのように活動を行ってきたかについても話された。TVニュースでは解らない各国の事情を垣間見る事が出来た、そして憲法改正について、護憲・改憲に関わらず、それぞれ個人がきちんと憲法のあり方をみつめなければいけないとも話された。
DDRとは、Disarmament(武装解除)、Demobilization(動員解除)、Reintegration(元兵士の社会復帰、もしくは社会再統合)の略
第六回
「ノーサイド」
ONE FOR ALL ALL FOR ONE
講師 シナリ ラトゥ氏 (大東文化大学ラグビー部監督)
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トンガ王国から大東文化大学に留学後、大学、社会人そして日本代表としてラグビー界で活躍したラトゥ監督に対し、ラグビーとの出会いから現在に至るまでのラグビーに対する取り組み、家族への思い、将来についてなど幅広くお話していただきました。現在指導者として「学生達とどう向きっているか?」について、自分の学生時代と対比させながらお答え頂いたり、試合前の「イメージトレーニングの大切さ」にも触れられました。
そして午前中、和歌山県高等学校体育連盟ラグビー専門部が主催し行ったラグビー講習会に参加した県内の高校生数名からの質問に対し、「集中力を高めてほしい。監督の言うことをもっと吸収すること。ラグビーは人数が多く、1人でもサボったら試合で勝てない」、「チームの練習が終わった後、毎日10分でも自らの足りない技術を高めてほしい」など助言された。
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